電子保安基準適合証とは?
(ガイダンス③)
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電子保安基準適合証とは?
利⽤が⼀時的に中⽌されている⾞(抹消した⾞)を再度利⽤する場合には中古車新規登録を行いますが、OSS申請を利用するのであれば、必ず電子保安基準適合証が必要となります。
しかし、その電子保安基準適合証について、事業者様でもその意味や役割を知らない方も多いのではないでしょうか。今回は電子保安基準適合証とは何か、また電子保安基準適合証を取得できる工場について解説します。
指定自動車整備事業者(指定工場)が行う検査等において、自動車が保安基準に適合する旨を証明したときに交付する証明書類のことを保安基準適合証と言います。
また、保安基準適合証情報を登録情報処理機関へ提供(データ入力)し、電子データ化したものを電子保安基準適合証(電子保適)と言います。
保安基準適合証を発行することができるのは、認証工場の中で、自動車の整備・点検について一定の基準に適合する設備や技術、管理組織を有した工場で、地方運輸局長より指定自動車整備事業の指定を受けた工場のみです。
指定を受けた工場は、最終検査ラインを持っているので陸運支局に代わって車検を行うことができます。
保安基準適合証には有効期限があります。紙の保適証、データの電子保適共に有効期限は、検査を行った日から15日間とされています。有効期限が切れてしまうと再度車検を受けなおす必要があります。
保安基準適合証には紙媒体のものと、電子媒体のものがあります。
中古車新規登録をする際、OSS申請をご利用の場合は、必ず電子の保安基準適合証が
必要となり紙媒体の保安基準適合証ではOSS申請をご利用することはできません。ご注意ください。
国土交通省参考資料:保安基準適合証の電子化
今回は中古車新規登録時、ご質問が多い電子保安基準適合証について解説いたしました。はじめに述べたように、まだ電子保安基準適合証とはどのようなものなのか、どういった工場が発行できるのか、まだまだご存じない事業者様も多くおられます。
電子保安基準適合証は、自社工場がない事業者様には関係のない事かと思われがちですが、中古車新規登録をする際、OSS申請をご利用の場合は必ず電子の保安基準適合証が必要となりますので、ぜひご承知おきください。